好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

冬の幽霊

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帰社時間だ、泊大橋の信号で停車。ん?あれあれ懐かしい・・・生まれ故郷の宮古島そっくりだ。ちょうど太陽がのぞきかけてるあたりが生まれた村だ。小学校まで過ごした・・・以来40数年帰ってないなぁ。ふるさとは遠きにありて思うもの、だ。
 
そう言えば、今日国際通り三越前で名城らしきドライバーを初めてみた。白い長袖Y-シャツに運転帽子をかぶっていたが・・・、そうかな。
 
バスの始発場。冷える。陽が昇るにはまだまだ時間があり、民家からも離れた寂しい場所で外は真っ暗だ。バスの室内灯だけが闇間(やみま)に明るい。エンジンを温める音が静かに鳴り響く。一人その時間が来るまで静かに待機する。計器のブザーが鳴る。出発時間を知らせる合図だ。ゆっくりドアを閉めギアを入れ車を動かす。暗闇の中の緩やかなアスファルトの曲がり道がライトに照らされる。最初のバス停まではそう遠くない。行き交う車もないが運行中の癖でバックミラーを確認する。 ・・・えっ、・・・道路のラインから外れぬよう前を確認し、もう一度バックミラーをのぞく。女性客だ・・・。一人最後部座席に座っている。まさか・・・いつの間に・・・ハンドルを握る手が震えてきた。
名城のバス日記だ。そういえば私も南部をドライブ中に知人から聞いた。「このあたりだよ。夜走っているとバス停に女の幽霊が立ってるってさ。有名な場所だよ」 そう、まさにそこはその場所だ。
 
しかしよ~、なんでお前の見る幽霊は長い髪の女ばかりなんだ。軍服の兵隊は出てこないんか?全く、信じられん!