好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

笑えぬ芸術の秋

イメージ 1篆刻(てんこく)・・・こんな漢字読めない。篆(漢字)を刻印(こくいん)する。要は漢字の印鑑(印章)作りのこと。詩、書、画、篆刻が雅人(みやびびと)、いわゆる文人の証しという。斯界(しかい)・・・なにそれ?あ~、その専門の組織・社会のことか。
 
書道の斯界とはなんとも分からない事が多い。多くの会派を作りピラミッド式に月謝(お金)が動く。<師匠の作を高額で買わされたり、審査員に金一封を包んだり、「アリ地獄のようにお金がかかる」というある会派のお弟子さんの話>(朝日「天声人語」) 
歴史と権威の「日展」で会派ごとに入選数が割り当てられていたという審査不正が発覚。各派の経営上、共存共栄していくための知恵なんだろうが、なんとも物悲しい芸術の秋。もっとも沖縄の「沖展」でもそんな話しは聞く。
 
金にまみれた体質は今巷(ちまた)の話題有名ホテル・レストランの偽装メニューとなんら変わらない。そんなこと、とっくの昔から知ってるよというあなた、しかし、なんとも知名度に踊(おど)ろされる人の多いことか。もちろん本物も多い。街角の名もしれぬ個展で感動に会うときなどがそうだ。素直に自身の感動に従ったほうがいい。