じんてつ~、ありがとうね~。朝焼けの
那覇空港へ知人を送った。すがすがしい空気にしばし車を停めて空を見上げると、切れかかった飛行機雲。ふと、先日
脳梗塞で倒れた同期生を思い浮かべた。
川端康成の小説「古都」の舞台を小説にそって旅をしたことがある。こんどの京都の川の氾濫、凄いね。
<やさしい雨の
祇園町~♪ 加茂の流れにうつる あなたの姿・・・>「加茂の流れ」を歌った<
かぐや姫>、とてもじゃないが、やさしい雨どころじゃない。水の都も自然の猛威の前にはそれが
裏目に出る。
<ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。淀(よど)みに浮かぶ泡沫(うたかた)は、かつ消えかつ結びて、とどまることなし・・・>の「
方丈記」を詠った
鴨長明も京都人。彼も一時は川のほとりに住んでいたがあまりに氾濫が多くて山奥の庵(いおり)に移り住んだ。風流人も、水は怖かったようだ(笑)。
山奥の庵(いおり)とはいかないが都会の真ん中にもこんな風流な建物がまだ存在している。朝迎えの時、気に入ってつい写真を撮った。えっつ、じんてつの家かって?ハハッ、隣りの家ですよ。
とどまることなしか・・・
方丈記は、世の中にある人とすみかと、またかくの如し、と続く。明日は
中秋の名月だ。