好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

スピード

はっと目が覚めた。ここは、どこだ・・・。タクシー乗ってると急に眠気が襲ってくる時がある。所構わず交通の邪魔にならないところに駐車して仮眠をとる。目が覚めると一瞬ここがどこか思い出すのにちょっと時間がかかる。
栄町の沖縄銀行の前だ。ふぅ~、さて流すか。地元に戻ろう。右折のウインカーを出す、と、先の方の年配の人と目が合う。あわててウインカーを消しそろそろ・・・やった、お客さんだ。
「バスターミナルまでね」、「・・・混みますね~、月末30日のせいもあるでしょうね」 ターミナル・ビルの所へ曲がろうとすると、あ、そのままバス乗り場の方へと言う。「あ、運転手さん、あの前のバス、111番じゃない?・・・あれに乗りたいんだけど」と。ところがそのバスは違う方向へ曲がっていった。
 
イメージ 1
「ちがったか・・・3分違いで出ているはずだから、・・・ちょっと先回りしてくれますか」 はいよ、待ってました、お任せと車線を右へ左へぶっ飛ばす。なかなか、111番バスの後ろ姿が見えてこない。下り車線は空いているからバスも飛ばしているんだろう。「お客さん、どうします?」、「いいよいいよ、そのまま追っかけて、それが捕まらなかったら次は45分待たなくちゃならんから」。壺川、古波蔵を過ぎ、真玉橋、国場・・・追いつかない。「しょうがないか、じゃあ、こども病院バス停まで行って。そこで次を待つよ」と。
思わぬ長距離になってしまったが、お客さんも追跡劇を楽しんだのか、あっけらかんと明るい。ほっ。
そんな非日常の楽しみもある(笑)。ちなみに、↑「映画スピード」(写真)とは関係ありませんので。キアヌ・リーブスもよかったが、サンドラ・ブロックがなおよかった。