蜻蛉(かげろう)

暑さを乗り切るのはなんだ。熱中症防止にこまめに水分補給、とはよく聞く。睡眠も重要。食欲も減退するが、食事のﾊﾞﾗﾝｽにも自分だけの分だとついつい手抜きがちになる。時に甘いものが欲しくなるし、妙に辛(から)いものも。

今日は、ｷﾑﾁだ～、ｷﾑﾁご飯だ～。なんで？頂いたからだ。ｲｽﾞﾐさん有難うね～、さっそくこれで夏バテとさよならだ。

 

話違うけど「蜻蛉(かげろう）日記」は聞いたことあるよね。今から約千年も前の平安時代、道綱の母の日記だ。知らなかった。当時女性が一人称で自分の身の上を書き残す、なんてことは考えられないことだったと。今では当たり前の「ﾌﾞﾛｸﾞ」のはしりだ。それから、和泉式部、なら女性だってという恋に奔放な女性の「和泉式部日記」や紫式部の、男天下なんて冗談じゃないと男性(光源氏)のふしだらさを堂々と書く「源氏物語」が続く。今ではなんてことないただの俗っぽい内容だが、その走りとなった「蜻蛉日記」、画期的だ。

 

なんで・・・こんな話しを突然、いやね、このﾌﾞﾛｸﾞも道綱の母千年前の流れがあってかな、とか、・・・そうそう、暑さを乗り切る一つの方法に、古きを訪ねるのもいい。

＜嘆きつつ ひとり寝る夜の あくるまは いかに久しき ものとかは知る＞(百人一首-道綱の母)

(待ち続けての一人寝、月が明けるまでの長いこと長いこと、あなたはしらないでしょうね)