好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

500円の笑顔

タクシー流してちょうど6ヶ月たった。見えてきたことがある。午前は10時台と午後の2時台は街から人の気配が消える。なんと、渡嘉敷高速船寄港が午前10時40分、その30分後に座間味高速船。午後も2時40分とその30分後・・・半年経って気がついた。ベテラン連中はここで素早く待機していたんだ。早くて1時間半前、遅くても1時間前には。どっちにしても流してもお客がいない時間帯だから。しかも中長距離の可能性が圧倒的に高い。
 
昨日のこと。自分の番が近づいてきた。ちょうど荷物を抱えた最後のお客が目に入った。ホッ、またギリギリ自分で終了、間に合った。なんせ、1時間半前から並んでいるから無駄にしたくない。と、1人の小学生がウロウロした様子で自分の車に不安げな顔でオズオズと手を小さくあげた。この小学生、恐らくいくつかの前のタクシーで断られてここまできたんだろう・・・。先には明らかに中長距離が見込めるお客・・・この小学生は恐らく近距離・・・。
「はい、乗って、どこまで?ん、泊小学校ね」 すぐそこだ。やはりワンコイン(500円)の距離だった。
イメージ 1「正門前でいい?はい、到着~だよ」 終始座席の隅でじっとしていたその子。ドアを開け降りると、握った両手の拳を前に揃えて、振り向いて「どうもありがとうございました」とお辞儀。
こんな笑顔、500円じゃみられない(笑)。
写真はケネディ元大統領の娘のキャロライン。6歳の時父が暗殺で亡くなった彼女も今は55歳。今年ルース大使の後任で駐日大使と(米の報道機関)。