好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

うたかた(泡)

イメージ 1帰社するとつかの間の雑談。もうすぐ6ヶ月ともなると顔と名前がようやく一致して仲間も4~5人できた。わいわいがやがや今日の出来事などに花が咲く。どれもこれも、実におもしろい!
ちなみにこんな事が、朝一、ワンコイン(500円)のお客が乗るとその日はワンコインの客が続く。長距離だと長距離、行き先も病院だと病院が続く、学校だと学校が、北方面だと北、南方面だと南・・・、不思議だが、みんな同じ経験をしている。なんでかねぇ?
(注)ちなみに、東京は初乗り710円(290m毎90円あがる)けど、沖縄は初乗り500円(360m毎60円)ですよ。東京からのお客からはよく、「沖縄はなんでこんな安いのと」言われる。けど、沖縄のおばぁたぁからは「あきさみよ~、なんでこんな高いかねぇ~」と(笑)。
 
一人浮かぬ顔の大先輩が戻ってきた。どうしたかと見ていると「朝調子良かったから今日はいけると思ったけどなぁ。・・・午後からの、4時間、乗客ゼロだよ・・・考えられん」と。へぇ~、本人には悪いけど、大ベテランでもそうかとわかると、なぜかホッとする。自分でも3時間ゼロというのはめずらしくない、がしかし、4時間とは!
 
イメージ 2朝一番に海岸近くまでの乗客がみつかるとなんか嬉しい。つい、時間を忘れて車を停めて朝散歩となる。
 
ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。淀(よど)みに浮かぶうたかた(泡)は、かつ消えかつ結びて滞(とど)まるためしなし。世にある人と棲家(すみか)と、またかくの如し。
朝(あした)に死し、夕べに生まるるならい、ただ水の泡にぞ似たりける。
覚えているだろうか?学校で一度は習った、「方丈記(鴨長明)」。