好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

シュガーローフ

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「戦争時も暑かったさ~」 おばあちゃん、この暑さで戦時中を思い出したらしい。「芋掘ってたら、米兵が来てね~、怖かったさぁ~。芋放り投げて一目散に逃げたけど、米兵は撃ってこなかったさぁ~」
おばあちゃん、この場所知ってる?米軍は「シュガーローフ」と呼んでた。日本名では「安里(あさと)五二高地」。今では想像もつかないけど、大変な激戦地でね、なんでも米兵だけでも2500名ほどが戦死して、死体で足の踏み場もなかったってよ~。
イメージ 3おばあちゃんを降ろしたあと、休憩を兼ねて、今は給水タンクの立つその「シュガーローフ」に登った。セミの声がうるさく鳴り響く・・・かえって静かさが身に染む。想像もできない。
 
あぁ~今日も終了ギリギリの時間、帰りの路地で女性の手が上がる。「すみません、終了ですか?」 んっつ?こんな問いかけをするのはタクシー事情を知ってる。(午後4時半前後は昼勤と夜勤の交代準備) 聞くと、以前そう言われて乗車出来なかったと言う。
「いいですよ、どうぞ」、と乗せたのはいいが、「ここでちょっと待っててくれますか~、千円置いときますから」と銀行に入ったきりもう15分も経過。それからさらに中距離遠方まで送る。有り難いお客さん。会社に緊急の延長の電話を・・・なんか最近「緊急常連」になってきた。帰りの突然のスコール、実に久しぶりの雨で気持ち良い。
おばあちゃん、同じ暑さでも、今は考えられないくらい平和ですね~。