好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

赤坂のママ

イメージ 1低気圧か、朝から強風だ。寒くもないのに風よけのジャンパーを着て出勤。整備点検をすませ車を表通りに出す。今日は右行こうか、左から行くかいつも考える。右だ。と、スーツ姿のサラリーマンが手をあげる。パシフィック・ホテルのお客だろう。どうした?待機のタクシーがいなかったのか?出て3分もしないのにいきなりの空港だ。
もどって、真嘉比(まかび)小、那覇西高、開南小となぜか今日は学校が続く。昼勤タクシーは午前中が勝負だ。
ちょっと遅れたが、今日は朝10時に「ぱしふぃっくびーなす」が寄港しているはずだ。すっ飛んでいったが、10分過ぎ、すでに20数台、待機スペースに入りきらず泊大橋の左折車線にまではみ出ている。1台また1台とお客を乗せたタクシーがバースから出かけていく。残念だが、今回も諦めるか。
早くからここ一本に絞って待機してるのがいいのかどうか、迷うところだ。
 
昼過ぎからは全然動きがなくなった。街に空車がやたら目立ち始める。目の前の空車に客を拾われること3~4回。こうなるとただ疲労だけが残る。と、無線が「・・・マンションの~さんまで」と。了解!Uターン、繁華街の路地を走り抜け3分でマンション前に到着待機。ほどなくしてお客さんの姿。黒いかすりの和服の、赤坂のママさんを思わせるような雰囲気のある女性だ。実は以前にもそのお客を乗せたことがある。一度目はマンションを探すのに手間取って、そのお客を待たせた苦い経験がある。「久茂地の病院通りの方へ」と。(やはりか・・・)了解、渋滞も裏道を抜け、スムースに久茂地裏通りの街路樹の生い茂る一角の風情のある店前まで送り届けた。余計なことは喋らない。一期一会。もし三度目があれば、きっと「縁」があるのだろう。