好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

台湾、栃木、来た~

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乗り込んできた若いカップル、すぐに女性の方が、ここ、と(指差しながら)地図を差し出した。ほっ、昔ジョギングで夜中走り回った那覇新港埠頭(安謝新港)だ。お二人さん、息をひそめてジッと見ている。「OK!」と一言答えてやる。OK?OK!と途端に破顔一笑。車中はお二人さんの中国語が飛び交う。台湾からだとすぐわかる。湾岸沿いの道を飛ばす。女性がなんか声をあげて指差す。遠くに、船体が。「アクエリアス・・・スパースターね」と答える。驚きと安心の混じった、イェスとの返事が返ってくる。
イメージ 2知ってますよ、今日は若狭バースには「ふじ丸」が停泊してるんで、そういう時は他のクルーザー船は新港埠頭に行く。今日は台湾からの「アクエリアス」がくる火曜日だ。よし、お二人さんの旅の思い出にと・・途中から、道路ではなく、勝手知ったる埠頭の中にタクシーを乗り入れ、山積みのコンテナやら作業中のトラックやらフォークリフトで働く作業員たちの間をぐんぐんすり抜けていく。「アクエリアス」に横付け!お二人さん、唖然、何度も「ありがと、ありがと」と言って降りていった。
 
はぁ~、今日もこれで終わりか。お客少なかったなぁ・・・。時間ぎりぎりまでもうひと回りするか。と、路地で手が上がった。「・・・ホテルまで」。すぐそこのホテルだ。ありがとうございます、ま、ないよりはいいか。はい、着きました。「ちょっと待っててくれますか。預けてある荷物を取ってくるんで、空港までお願いします」 ・・・来た~!はいはい、待ってますよ、どうぞごゆっくり、どちらから、栃木、いや~いいところですんねぇ~、昨日の運転手さんは栃木を知らなかったんですか、なに言ってんですか、東照宮なんか感激しましたよ。徳川家康の「遺訓」なんか、私の「座右の銘」ですよ、益子(ましこ)焼きも最高、現地の窯(かま)で自前で焼いたこともあるんですよ。・・・話しは止まらなかった(笑)。