好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

呪(まじな)い

イメージ 1あさの小雨に煙る「ぱしふぃっくびーなす」。次は待機しておきますよ。26日(金曜日)朝10時着だ。
 
那覇市の目抜き通り「国際通り」は、客は連れて行くことは度々あるが空車で流すことはたまにしかない。なんせ、渋滞と他のタクシーの多さでついつい敬遠してしまう。
「あっ、安里(あさと)駅じゃなく、牧志(まきし)駅です。すみません、勘違いしました」。ま、観光客にはよくあるケースだ。「いいですよ、そぐそこですから、メーターは切っておきますから」 えっつ?メーターはそのままでいいんじゃないかって?いいんです、これが次の客を呼ぶ呪(まじな)いなんです。
さて、ここまできたら、国際通りを通らざるをえないなぁ・・・ちょうど真ん中、「むつみ橋」前にさしかかる、人の交差が最も多い地点、赤信号で先頭で止まる。目の前の先の横断歩道の横には案の定空車が後ろドアを開けて客を呼び込む態勢で停車中。まったく、渋滞の迷惑などどこ吹く風。おっつ、お客が乗った。ほぉ~、やっぱり・・乗るんだ。客を乗せてすばやく出発して行った。ここまで図太くなければそれ相応の売上は立てられない。
青信号だ、どれ動くか・・・と、同じ場所に差し掛かったら手荷物をかかえたご夫婦が、ま・さ・か・・・手をあげた、ぎりぎり道端に停車しトランクを開け荷物を素早く詰め込みとりあえず出発。「はい、どちらまで?」、「空港へお願いします」。ほら、呪(まじな)いが効いた(笑)。あの間違いの遠回りがあって、この空港があるんです。