好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

心のこもった焼き鳥

「何かを奪うときは、神は同等の何かを与えるもんです」セミナーでそう言いましたよね。私は視力を失ったけど、感謝してます。なぜなら、障害者年金がおり、これで少なくとも家族を養っていけるようになりましたから。
 
イメージ 1以前ブログにも書いた。「鶏王(とりおう)」の焼き鳥。沖縄では美味い焼き鳥に出会ったことはない、そんな時沖縄に戻ってから10年来の知人、そのセミナーを開いてる人、が「これ、食べてみて」と持ってきた焼き鳥。初めて東京の三軒茶屋の「焼き鳥 くに」に負けない焼き鳥に出会った。挫折からはいあがって道端の屋台から再スタートした根性もすごいが、その店主、今度は失明だ。普通ならここからガタガタ崩れ落ちていくもんだ。失明しても、感謝してるとは。場所を豊見城(とみしろ)に移し、店主が仕込み、奥さんがレンガ釜で炭火焼きの小さな店を始めたと聞いた。小学生の子供二人も両親を手伝い始めた。近くまでお客を乗せたので(↓下のキャリーパミュパムの女性-笑)ついでにその店「鶏王(とりおう)」を探し訪ねた。
 
はじめて店主に会った。歳は40前後か。訪ねた経緯を話したら喜んでくれた。まだ仕込みの時間でお土産には持ち帰られなかったが、「次来るときは、電話してしから来てください。あれからまた改良してさらに美味しい焼き鳥になってます。必ず寄ってくださいよ」 両手を差し出し握手を探ってきた。
凄い人に会えた。人って、ここまで強くなれるのか。