朝三暮四

朝三暮四(ちょうさんぼし)。餌代を節約しようとしてサルに「朝は三つ、夕食に四つにする」と言ったらサルがおこった、「じゃ、朝四つにし夕方は三つにする」と言ったら大喜びしたという中国の故事。

 

不思議な国だね～、アメリカ。給与税の減税なども終了し国家予算も強制削減スタート、いわゆる＜財政の崖＞で大騒ぎしていたのが嘘のよう、失業率だって今だにリーマンショック時(2007年)の倍・・・なのに、NY株価が史上最高値？？

街のちょっとみすぼらしそうな人が「貧困層は株で儲けることはできないからね。お金持ちのお遊びよ」と。　儲かる人がいるということは損する人がいる。そりゃそうだ、全体の量が決まっていれば、多く取る人がいれば少なくならざるを得ない人がいる。朝三暮四だ、なんにも量は変わっていないのに。目先の損得だけに目がいけば、サルと変わらん。

・・・そうだ、いい方法があるぞ、全体量を増やせばみんな困らないじゃないか、・・・さすが～人間様の知恵。かくして株価が詐欺まがいにどんどん上がる。所詮、実体のない価値、ただの紙っぺらになることだってある。

まさに、お金持ちのお遊び、マネーゲーム、朝多くもらえると大喜びするサルとあまり変わん。あとが怖い。