好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

ダブルブッキング

イメージ 1
「はい、どこまで?」、「み~ぐすく」 ん?発音が・・中国人か。「三重城(ミーグスク)団地?観光の三重城址?」、「あの~、ホエールキャッチ(鯨を見に行く)み~ぐすく」 あ~、それならきっと、三重城漁港ですね。若いカップル。「で、帰りはどうするの?」、「アウトレット行く」、「ん?豊見城?」、「そうそう」 ん、アウトレット・モール(あしびな~)か。船着いたら、電話ちょうだいね、こんな漁港、タクシーなんかこないからね。
 
イメージ 2今日も空港2件。懐かしい・・・「Nautica(ノウティカ)号」がバースに停泊。マーシャル諸島船籍の3万t。久しぶりだなぁ。どうりで、通りに外国人が目立つわけだ。海底トンネル出口から・・やっぱ、走りながらは、うまく写真がとれない。
 
さて、午後4時、そろそろ、三重城漁港に行くか。と反対車線のライバルタクシー会社の運転手が指を立てて後ろを指し、ニヤッ。ん、この先に客が居るという合図だ。ま、ワンメーターぐらいの客ならまだ時間がある。恰幅のいい背広のおやじだ。「はい、どちらまで?」、「宜野湾の伊佐へお願いします」 ・・・が~ん、3000円の長距離だ。「はい、了解!」・・・順調に飛ばすも・・・さて、三重城どうしよう。チリリ~ン、来た~携帯。「はい、今着いたの?ちょっと待ってて、うちの会社のタクシーすぐ寄こすからね~」 さぁ~大変。お客さん、すみません、緊急なんでちょっと運転しながらだけど、電話させてくださいね。「もしもし、知人がまってるんで、誰かすぐ三重城漁港へ回して。は、・・ごめん、詳しく話してる暇ないけど、若いカップル、女性は少々小太り、アウトレットの方?と声を掛けて探して・・・」
んとまぁ、こんなこともある。
売上新記録を達成して帰社、「ちょっと心配だったけど、どうだった?」、「大丈夫でした、無事届けたこと確認しましたよ。自分も心配でちょっと漁港まで行ったら、なんとカップルがいる、ヤバイ、あの~予約の方ですかと訪ねたら、違いますと。ホッ。と、そのカップルが<あの~タクシー必要なんですが・・・>はい、ドンピシャ、じゃ私が乗せて行きましょうね」と。逆に思わぬ客をゲットしたと。棚からぼた餅だ。