好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

黄金の海

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<あんたの目の前にあるのはなんだ?ただの海じゃないよ。海の向こうには黄金があるさ。さあ、黄金の海を渡りなさい。>多くの人が読んで心底感動したしたという、小説「ナツコ」。
あぁ~今日も動きが鈍いなあ・・・流しても流しても客が見つかりそうもない、ん?そういえばこの近くに昨日客を送り届けたホテルがあったはず。同期のトロンボーン奏者がよくジャズ・ライブを行う「TOP NOTE(トップノート)」の隣りだ。ホテル・リブロ・・全く覚えにくい名が多い。ちょっと待機してみるか、ん・・スーツの集団が出てきた、「いいですか?」「はい、どちらまで?」「宜野湾のコンベンションまで」 来た~。
 
イメージ 2午後から全然ダメ、街が死んでんじゃないか?と、コンビニの角から女性が。「あの~、・・の薬屋まで行って、またここに戻って来たいんですが」はいはい・・「あの~、途中・・のケーキ屋に寄ってもらっていいですか?」はいはい・・、車中よもやまばなしが続き「あの~薬屋に張り紙<午後2時半に戻る>とあるんで、ケーキ屋を先に行ってまたこの薬屋に戻っていいですか?」 ふ~ん、バレンタインですね?えぇ・・義理チョコも大変なんです、請求されて。待ってる間に女性客が4名も入っていった。女性も大変だ。大変だね~、ケーキ代より、タクシー代の方が、いいんです、どうもありがとうございました。
 
さて、終わるか、ガスをいれて、んっ・・時間は、もう一回りだけ流せるなと車で通りに出ると、とと、なんといきなり「空港まで」の客。
今日はどうなるかと思ったが、上出来。
終戦、貧しかった時代、が度胸一つで夢をもぎ取った夏子・・海の向こうには黄金があった、捨てたもんじゃない。