好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

雨の祭日

まだ朝暗い青信号の歩道で仁王立ちの影。あぁ~酔っぱらいだ。「全国どこへでもいきますか?」、なにを言ってる、さすが酔っ払い、上機嫌だ。「行きたかったら、船でも飛行機でも使いなさい。乗るの?乗らないの?」、「おれ、芸能人、ユウスケです。こっちは、居酒屋<ぐるくん>の息子です」。・・・それがどうした・・・で、乗るの?はぁ~酔っぱらいと話すのも疲れる。
 
イメージ 1無線だ、「グランドキャッスル・ホテル、5台不足、近辺を走行車の協力をお願いします」。そういえば、場所は知ってるが、中まで入ったことないなぁ・・・ちょうどいい、後後のために行っておこうか。あれ、誰もいない?遅かったか。ま、誰も待機がいないということはある意味好都合。待機してると「すみません、いいですか?国際通り三越デパートまで」。ほれ来た、グッドタイミング。
 
今日は長距離がないなぁ・・昼飯でもするかと泊埠頭を流して店に戻ろうと、と、偶然離島船が接岸、乗客たちが降り始めている。もちろん待機車も数台、え~い、Uターン埠頭の中まで入っちゃえ。と、最後尾のお客が手を挙げた。「西原町までお願いします」・・・来た~、長距離だ。「お客さん、フェリーはどちらから?トランクに積んでたのはクーラーですね、魚釣りに関係のある何かですか?」「ええ、久米島まで魚釣りにね」。車中魚釣り談義であっという間に到着。
なにも計算してる訳じゃないが、土壇場でこんな客に遭遇するのが相も変わらず、ただ偶然というには不思議だ。
雨の祭日(建国記念日)、初めての祭日の日の乗務体験。平日とは、やはり全然雰囲気が違う。