好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

平和ボケ

北海道で-46℃、オーストラリアでは大陸全体の天気図分布表が真っ赤になる酷暑の摂氏47℃、どうなってるんだ。
中国の尖閣諸島領海侵犯がここにきて平然と行われる、いよいよ紛争覚悟の暴挙の様相。中東シリアだけじゃない、身近にも紛争の根が絶えない。
 
イメージ 1タクシー乗務研修の南部戦跡めぐり。あまりに有名な「ひめゆりの塔」は今回は素通り・・・やや隠れた感のある戦跡を、埋める穴が足りなくて小山になった3.5万人が眠る無名戦没者「魂魄(こんぱく)の塔」、女学生の悲劇に隠れてはいるが、手榴弾を抱いて戦車に突入した男子学生たちの眠る碑「健児の塔」、野戦病院の悲劇を物語る一つ「アブチラガマ(糸数壕)」、全国各地から召集されて散った戦没者の碑が並ぶ「平和記念堂」・・・自然の雄大さゆえなおいっそう写真をみるのもつらくなる。
イメージ 2それでも、世界の指導者の中には経済力を背景に、あるいは利己保身のためか、まだ戦争をへとも思わない者が絶えることがない。犠牲になるのはいつも弱者であることをまざまざと見せつけられる。喉元すぎれば、熱さ忘るる、平和ボケをつくづく感じさせられた一日。
雨の中、花束を手向け、手を合わせる人の姿が尽きない。