米長邦雄さん

将棋はお付きあい程度しかやらないが、何故か米長さんの亡くなったことはどうも気になってしょうがない。つい記事に目がいく。思えば、先日亡くなった小沢昭一さんもそうだが、何か、記憶から失っていたとおもっていたものが、ふと潜在意識からよみがえってきたような。

米長さん…変わった人と言われもするが、魅力的だった。
小学生の頃から後援会の話しも持ち上がるほどで、ある区議が会長にとの話があった時、断った。｢自分の後援会長は総理大臣しかいない｣と。 ｢兄貴たちは頭が悪いからみんな東大に行った。自分は頭がいいから将棋をした｣。 ｢将棋がわかったと思った時から、将棋が弱くなった｣…彼の語録は、彼の棋風のように、読めたと思って、乱されて、納得させられて…不思議な魅力に溢れていた。惜しいなぁ、わずか69歳。