好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

風が吹けば

首領と書いて「ドン」という。なんでか、気になって調べたら、スペイン(あるいはイタリア)の一族の長につく、英語で言うMr.(ミスター)らしい。そういえば、ドン・キホーテとかドン・コルレオーネ(映画ゴットファーザー)などというね。
 
最近、そのドンに毅然と楯突くのが目立つ。大王製紙会長の巨額借入告発やオリンパス社の損失隠し告発など。そしたら今度はあの球界のドン渡辺読売球団オーナーに清武球団社長が噛み付いた。渡辺会長の「誰に聞いて決めてんだ(コーチ布陣)」、「俺に報告もなしに」にカチンと来たようだ。「あなたに決める権限はない」と。
 
風が吹けば桶屋(おけや)が儲かる。ある事柄が起きたら、それとまったく関係の無いと思われるところに影響が出る例えだ。TPP(環太平洋パートナーシップ)、巷のTVインタビュー報道を見たら「よくわからない」という人が多いね。そりゃそうだ、これからだもん、交渉は。1年以上は紛糾が続く中身だ。農産物や通信費や交通費や保険代や医薬品や・・・あれこれがめちゃくちゃ安くなって、日本が変わらないはずがない、当然それじゃ困る人たちも大勢出てくる。官僚たちも、なんとか族といわれ族議員も、天下り先や利権の確保が必要とされなくなる分野だってごろごろ出てくる、だから必死だけど。ま、風が吹いたら・・・どこに影響が出るかわからない。
3・11、あれから8ヶ月、寒風が吹きはじめた場所もある。