好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

東北の春

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芭蕉の「奥の細道」を真似て友人二人で東北一周の小旅行をしたことがある。東松島の野蒜(のびる)海岸では、なんと溺れかかった。沖まで出すぎて引き波が強く戻れず、横に泳いで波の静かな場所から戻った。んっ~さすが、うちなんちゅ(沖縄の人)だね~と冗談言ってる場合ではない。その東野蒜の被災動画にも言葉もでない。気仙沼や釜石も行ったが、見知らぬ町の名をこんなに聞くとは、南三陸陸前高田、女川(おながわ)、大槌(おおつち)・・・。沖縄の知人・友人たちからもすでにいろいろ支援の話しが。薬剤師会や地域医療振興会からの派遣なども始まっている。

店内の鉢植えは毎朝外に出す。こもった厄(やく)を吸い取ってくれてるから、ありがとうとそれを「吐き出させ」てあげないとだめだってさ。なんと、ダメだろうと思っていた「がじゅまる」の細木に新芽がついていた。そういえば、九州や四国まできている桜前線(ソメイヨシノ)が北上している。
避難者の多くは、それでもここ(故郷)に残りたいという人が多いね。そうだよね、その桜とともに生きてきた故郷だ。前もこのブログにも書いたが、自然は時に残酷だ。勇気を与える桜になればいいけどね。
〈さくらだといふ 春だといふ ちょっとお待ち どこかに 泣いてる人もあらうに〉
(『桜』大正期詩人、山村暮鳥)