好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

物言えば

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昨日のブログ「鳥獣戯画絵巻」は下記の日経「春秋」のコラムを読んだ後の感想だ。
  <煮え切らぬ党執行部、表裏がビリビリと無残に裂け、もはや絵巻に仕立て
  直すことなどできない事態だ>

物言えば くちびる寒し 秋の空 (松尾芭蕉)
人の悪口を言ったあとは、後味が悪く寂しい気持ちがするから、言わないほうがよいという戒(いまし)めの句だ。
ところがどっこい昨日の社説、コラムはもう「・・・黙って」をはるかに通り越して、痛烈のオンパレード。

私怨(しえん)のたぐいだから情けない。ひと雨ごとに春暖が近づけば、ひともめごとに希望が遠のく。予告編ばかりの政治はもう見てられない(朝日「天声人語」)
党内の権力争い、幻の楼閣にしがみつくのはいかにも見苦しい。ただでさえ脆(もろ)くなった焼け石の政権に、内紛の「水」をかければどうなるか。愚かな実験・・・。(読売「編集手帳」)
政党崩壊の序曲が始まった。一兵卒さえコントロールできない政権。16少年ならぬ政権漂流記の始まりだ。(読売寸評)
もう笑おうにも笑えない政党政治の無能への国民の失望を政治家は心底恐れてほしい。(毎日「余禄」)
いよいよ絶体絶命だ。といって、首相が川柳で憂さを晴らすわけにはいかない。ここは正々堂々、解散で民主政権そのものを問うべきだ。(産経抄)

予告ばかりで愚かで笑うに笑えない無能ぶり・・・秋なら身にもしみるが、くちびるが寒くなる春など・・・如何でしょうか、芭蕉さん。