好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

鳥獣戯画

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蛙(かえる)が一番多く次いで、ウサギと猿か、馬や狐も登場。これらの動物が擬人化して喜怒哀楽が描かれている。衣装や風習や貴賤(きせん)関係があった様子がわかる。800年前(平安~鎌倉時代)に描かれたものがもとで原本は表裏に描かれていたものを薄く2枚に剥(は)がしたり、後に誰かが修復したり、加筆したり、張り付けて・・・それが江戸時代まで引き継がれて現存の絵巻になっているのが現代の分析結果で判ったとのこと。オリジナルを修正した物は「偽物」だが、これは時代を超越した「国宝」だ。何百年前だろうが、人間の歴史からみたらほんのひとコマ、人間の基本的な部分は、恋愛にしろ文学にしろ人付き合いにしろ、ほとんど変わらずきているようだ。パソコンや携帯がないだけの話しだ。
海岸の防波堤にも延々と絵巻が描かれている。今は迷惑な「落書き」も時代を超えると「国宝」になるのかなぁ・・・。さしずめ、民主党のゴタゴタ、親分のガマがえるのそばに小猿がかしずいて、目を真っ赤にしたウサギがおたおたしてる鳥獣戯画、国宝級の「地獄絵巻」になりそうだ。