好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

バレンタイン

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ローマ帝国時代にまでさかのぼる。愛する人を故郷に残すと士気が下がるとの事で兵士の結婚を認めなかったのにバレンタイン司教が秘密で婚姻をさせていて処刑された。しかし、認めなくても反発を招くだけだったので認める大義名分でバレンタインを殉教者に仕立て「バレンタイン・デー」という記念日を作ったとされる。あまたあるキリスト教の中でもカトリック教やプロテスタントが中心の慣習だ。恋人同士が花やカードを送る。チョコのギフトもその中の一つだ。もちろん、イスラム圏ではその祝いは前面禁止だ。

日本はなんでも真似て加工するのが好きだ。女性から男性へ、しかも何故かチョコ、お返しは男性から女性へホワイトデー(マシュマロが主)、しかも「義理チョコ」などと独自の日本式バレンタイン習慣ができあがった。まっつ、キリスト教の習慣だろうがなんだろうが関係なく、夢見る、楽しいイベントならなんでもありの中学高校生の間に勝手に広まったらしい。おかげで私も小学校と高校の姪(めい)っ子からもいただいた。

かたや、人権活動家グループが世界第1位のチョコの原料カカオ生産大国、コートジボワール産のカカオをボイコットするよう抗議している。「アフリカの児童強制労働」の産物だということだ。しかもコートジボワールは昨年末の大統領選挙で、国連が認めた投票結果では敗北してるのに、前の大統領が引き続き権力の座に居すわり、その資金源になっているからだとも。
バレンタイン司教さん、すんません、あなたの名前を勝手に語って、世の中こんなんなってます。