好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

平家の子孫

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青森から秋田へ、八甲田山から奥入瀬(おいらせ)渓流沿いに青葉の生い茂る山道をドライブして十和田湖に着いた。湖畔でキャンプを張った。実に静か。さざなみひとつ立たない湖に体を浮かせ煙草などプカプカ吹かして泳いだ。・・・これは、泳いだというのかな?なにしろ水面に体を寝かせて浮かすことくらい朝飯前だ。20歳台も終わりの昔の話しだ。満天の夜は旧ソ連のラジオ短波放送が聞けた。
十和田湖は100年前は「魚の住まない死の湖」だった。ここにヒメマス養魚に生涯をかけた人物が居たことを知った。和井内貞行(わいない さだゆき)だ。彼の話しは省略しよう。

秋田の田沢湖にしか生息していなかったクニマス、60数年前に絶滅魚として記録されていたのが、なんと、山梨の富士五湖の一つ西湖で偶然見つかった。コラムにこんな表記があった。
<山奥に分け入った猟師、谷川を流れ来る塗り物を見つけ、まだ奥に人の営みがあったかと驚く。隠れ里の伝えである。平家の落人がひっそり暮らしていた・・・。>
この話しになぞらえて<難を逃れた一族(クニマス)が富士の懐でひそかに血をつないでいた>と。(朝日、天声人語) うまいね~この表現!
新聞のコラムがそのクニマスの話題を多く取り上げていたのが意外だった。
(ユウ、葉書ありがとうね)