好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

アリとキリギリス

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<大卒就職内定率は57.6%で、「就職氷河期」と言われた2003年の60.2%を下回り、調査を始めた96年以降最低>(毎日新聞)
日はまた昇る」と日本経済の再生に明るい見通しを示した2005年とは対照的に5年振りの「日本特集」の今回は、若者が新卒で就職できないと一生厳しい状況が続く「一発勝負」の雇用現状>(英誌エコノミスト)

記事を読むまでもなく日々実感している。これ以上の落ち込みを食い止める最後のガードとなるはずの政局は内部でゴタゴタ続き。無駄を無くすための「事業仕分け」も暗礁にのりあげる始末。事業仕分けの担当と各省庁の政務3役(大臣、副大臣政務官)が同じ民主党員で内輪もめしてたんじゃ、話しにならない。官僚の大逆襲が始まった。学生のみならず仕事が見つからない失業者が続出してる中で自分たちは独立行政法人など着々と「天下り先」、「渡り先」を確保する。身内の事業仕分けもできないんだから、なにをか言わんおやだ。

沖縄では来週日曜日に知事選挙がある。「普天間基地」移設が争点と騒がれている。全国的にはそう映ってるかどうか、あるいはそれ程関心があるかどうかもわからないけど。「基地移設問題」はイエスかノーかで誰でも分かりやすいから意見が言いやすい。これが、ががちがちの争点とは、違和感を感じる。
県内の失業率は内地の「氷河期」どころじゃない。飯も食えないで基地、基地・・・とは、経済、雇用問題は、知識もないから中心争点にならないのか。基地や安全保障も経済・雇用も企業倒産も社会保障(年金・介護等)も深刻なのに・・・なんで基地、基地、基地・・・か。学校の授業料すら払えない家庭はじっと声を殺している。
まっつ、静かに結果を待ちましょう。

参考:独立行政法人
民間にゆだねると実施されない恐れがある公共に役立つ事業を、国が主体となって独占して行う、各省庁から独立した組織のこと。