好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

国家機密漏洩?

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やっぱり海保職員だったか(単独でやったとも思えない)。尖閣沖事件。海保保安本部には「逮捕しないで」という投稿が相次いでいる。
いとも容易く情報が流出し、誰でも見れる世の中になった。「国家機密流出」とか日本の「情報管理の危機」とかの論議が噴出している。見た政府の人間(前原外相)が公に詳細を語ってきて、ほとんど内容を把握し、一部国会議員にも公開しているビデオが「国家機密事項」か?

数年前のアメリカのイラク攻撃。1ヶ月半で制圧した後も数ヶ月サダム・フセイン大統領が発見できなかった。しばらくして突然、発見・拘束との報道、どこかの民家の地下からフセインが連れ出される映像が流れた。
実は基地の中に知人が居て、その映像が世に流れる前に逮捕の一部始終の映像は沖縄基地内に流出していて、私もその映像を事前に見ることができた。あのアメリカでさえ情報流出は防ぎきれない世の中だ。
今や「Wikileaks(ウイキリークス)」という「内部告発サイト」でイランやアフガンでのアメリカ軍のでたらめな悪行の数々が暴露されている。いわゆる「ゲーム感覚の戦争」の実体だ。これを「国家機密漏洩」とか「内部告発」というのなら理解できる。アメリカ政府は「Wikileaks(ウイキリークス)」の開設者を見つけて逮捕すると言ってるが、ジュリアン・アサンジ(39)でスウェーデンを拠点に活動しているのを知っているのに、何故かその先がない。もし、発見して「拘束」して、その告発サイトを閉鎖に追い込む、「国民の知る権利」と認知されているサイトを廃止に追い込む勇気があるのだろうか?
中国政府のサイト規制に異論を投げかけて中国から撤退までしたGoogleサイトの生みの国だ。

尖閣ビデオ流出が、国家機密漏洩とはとんでもない話しだ。さっさと公開しなかった政府の外交姿勢自体がおかしいのであって、ここに到っても「法律を強化する(国家公務員守秘義務違反罰則強化)」という本末転倒な答弁・・・なにをか言わんをやだ。
(写真は拘束時の元フセイン大統領-このアメリカがけしかけた戦争ですら内部告発で今では間違いだったと明らかにされている)