好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

天高く馬肥ゆる秋

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秋風を感じながら木蔭で読書・・・いやいやそうではない。中国の故事だが、その後に続く文句は、<敵の馬もたらふく食って十分英気を養った頃だからそろそろ攻めてくるぞ、油断するな>という戒めの諺だ。

中国が年内にも自前の空母の建造に着手する。(写真↑の)ロシアの空母と近い型といわれている。GNP世界2位の経済大国になった中国の次は軍事力でアメリカに対抗できる力だ。以前このブログでも書いた海洋権制覇のもくろみだ。アメリカを意識してのことで日本なんかアメリカの歯車の一つくらいにしか考えてない。日本も、なめられたもんだ。しかし、この空母の完成をみたら、んんっ~、ますます怖いものなしと思うだろうね。
南シナ海諸島を他のアジア諸国なにするものぞと強引に中国領土との既成事実を作りあげていってるが、東シナ海の日本の尖閣諸島も中国国民をプロパガンダ(思想浸透策)で煽(あお)り事を大きくして既成事実を作り上げようとしている。日本とアメリカで沖縄基地問題がこじれている(というより、小さな島の中でがちゃがちゃ騒いでいるだけの国)で今こそが絶好のチャンスと見ている。うす笑いで見学している。天高く馬肥ゆる秋だ。

夜郎自大(やろうじだい)」も中国の諺だ。当時絶大を誇る漢の高官が東の果ての小さな夜郎(やろう)国に寄ったときそこの王様が「ところで漢の国というのはどれほどの国かな?」と自信満々に聞いたと言う故事。いわゆる「井の中の蛙(かわず)が身の程知らずに存大に振舞う」ことだ。今の中国が「ところで日本という国はどれほどの国かな?」といわれても、残念ながら笑えない!

国際司法裁判の提案を拒否し(尖閣領有問題)、ASEAN多国間協議(南シナ諸島領有権)を拒否する。集団が怖いのか組み安しの二国間協議に持ち込もうとする国だ。毅然として国際世論に情報を公開し正論で対峙すればよい。
(もう一枚の写真は中国空母完成予想図)