好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

心の持ちよう(敬老の日)

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ドイツでピアノを教えている知人の掲示板への書き込みから。
<知能障害があるのはすぐにわかります。しかし、音楽を聴くのが好きでたまらないというのが、すぐさま伝わってきます。素晴らしいな・・・・と思います。わからなくていいのです。音楽を心で、全身で感じることができたらそれだけで素晴らしいな・・・しあわせだろうな・・・と羨(うらや)ましく思います>
生徒でもないのに、教室から流れてくる練習音楽を外でじっと聞いてる。写真の彼女のサンダル履(ば)きと傍(かたわ)らの椅子に置かれた重そうな二つのリョックサックと、背筋を伸ばして微笑んでる彼女から、なぜか純心さを感じ、音楽に接している時はしあわせだろうなと思う(彼女の実生活は知るべくもないが)。

「おもしろき こともなき世をば おもしろく住みなすものは心なりけり」(高杉晋作) 高杉はうなずき、面白いのうといって静かに眠った(死んだ)と誰かの小説の場面がある。
(注)「おもしろき・・・」の下の句は、看病していた女流歌人 望東尼(もとに)が後から付け加えたと言う説と、もともと高杉が前に作っていた詩の下の句を望東尼が続けて声に出してくれたという説がある。

昨日は日本は「敬老の日」。近所の公園ではおじいちゃんおばあちゃんたちのために、子供達のエイサーの太鼓と踊り・歌声が聞こえてきた。かたや、全国の100歳以上の高齢者の不明数が350人という暗たんたる現実。数字でひとくくりにされることがなんと悲しい。高杉さんよ~、心の持ちよう次第で幸せになれるとは・・・否定はしないけど、あなたのように人はみんな強くないですよ。