好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

盲導犬の父、塩屋賢一さん

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盲導犬はご主人の「命令」に絶対服従の訓練を受けている。でも、その「命令」を頑として聞かない時がある。主人の命令に従うと主人が危険にさらされるのを察知した場合だ。・・・どうやったらこんな訓練ができるんだろう。

世間が民主党党首選び一色のさ中、去る12日未明に塩屋賢一さん(88)が亡くなった記事に触れた。盲導犬の父。「ありがとうチャンピイ」という2年前TVドラマで放映もされて多くの感動を与えた。犬を盲人の役に立てられないかと独自で訓練を続けた。1ヶ月も目隠しして頭を打ちながらドブに落っこちながら自分を実験台に何をどうしたらよいかを模索した。ある日、盲学校教師の河相さん(当時18?)に「この自分の愛犬チャンピイに道案内させられないだろうか?」との依頼を受けて本格的に指導し日本盲導犬第一号の誕生を生み出した。

先日、ダイビングに連れて行った娘さんが、犬のトリマーの仕事を辞めたばかりで、私の夢は犬の訓練士になる事という話しを聞いたばかりだったので、その記事が目に飛び込んできた。かなりハードルの高い夢だ。なんでも最初は「不可能だよ」という言葉から始まる。
(写真:盲学校教師の河相さんとチャンピイ、塩屋さんは左奥から付いて歩いている)

追記:今では、電車の中やホテル、レストランでは盲導犬の拒絶は法律で禁止されている。これも塩屋さんの一歩一歩積み重ねてきた功績だ。