好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

残像、同化

イメージ 1

えっ?それ、どこかで聞いたことがある。それについて自分は何かを知っている・・・。こんな瞬間があるでしょ。・・・あっ、来た。この感覚。なんだろう・・・?、流れ星の残像を追うように心の中を探す。この文章の表現も、古い本のページをひっくり返して探した。(「動機」横山秀夫より)

「人は悲しみに向き合い、悲しみと同化して、亡くなった人と共に生きていく」(日航ジャンボ機の遺族の言葉-新聞のコラムより)
「子がわれか、われが子か わからぬまで子を抱き湯に入り 子を抱き眠る」(2児の育児放棄致死の事件で-歌人河野裕子(64歳で没)の歌、これも新聞のコラムから)
たまに、なんだったけ?あの表現、と古い記事をひっくり返して探す。

昨夜は、明け方まで機知の友とあれこれ語り合った。
この状況も、あれっ・・・どこかでうまい表現があったはず。また古い本をひっくり返して探した。たしか真ん中あたりの右側のページの左の方だったはず・・・。あった。こういう表現だ、「足元をすくわれる心配がない人間っていいもんだ。安心して喋れる、愚痴もこぼせる」(「行きずりの街」志水辰夫より)同じく「わけ知り顔の、きいたふうの口のきき方」をする人間もいる。こういうのは「足元をすくわれる」心配がつきまとう。だから信用できない。
人は誰でも「自分の物差し」で人を測る。測られて嬉しい場合と、恥ずかしい場合がある。恥ずかしいと感じる時は、だいたい相手が「わけ知り顔の、きいたふうの口のきき方」をして一人悦に入ってる場合だ。同化していないんだよね。ユウは、このあたりの感覚、わかるよね。                            
明日、日曜日は甲子園、興南の第二戦目。敗れたとき「マネージャーは足元を見る。リーダーは地平線を見つめる」んだって。「どんと行こうぜ!」(墜落の危機に直面している時の、ボイスレコーダーに残された日航ジャンボ機の高濱(たかはま)機長当時49の言葉より、)