好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

The Open

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このタイトルだけで「全英オープン」とわかる。昔同じスコットランドのリンクス・コースを回った。その時のゴルフスコア表は今でも記念に大切に持っている。およそゴルフをやる人にとっては発祥の地スコットランドでできる機会なんてそうそうないはず。ましてや今年は400年前からある最古の「セントアンドリュース・オールドコース」。見てよこのくねくね自然のままの起伏のコース!設計者は、いない。地元の愛好家達が砂丘の上の草地を球をころがしていって、まるで獣道(けものみち)を作るように広げていったんだと思う。

余談だけど、そのときホールが終わるたびにスコッチウイスキーをビンのキャップで1杯づつ飲んで回った。18杯目でなくなったんで、ゴルフは18番ホールだ。グリーン上のホールの大きさもその時地元の水道管をはめ込んだのがそのまま今のサイズになっている。砂地なんでアメリカのオーガスタ(マスターズやるところ)のように林や池や花で飾られることもない。

セントアンドリュースのキャディーをやってた親父の息子にアランという子がいた。小さい頃から大人連中を負かし続けた。3人の大人が大金をちらつかせて試合を申し込んだ。相手は三人のうち一番いいスコアをとり、対アランはたった1本のクラブでというハンデだ。それをも14ホールで負かした。賞金試合ができた。彼が世界初のプロゴルフアーだ。一生涯不敗神話を作ったが、病気であっけなく死んじゃった。追悼ゴルフにセントアンドリュースの多くの教会の鐘がいつまでも鳴り続けた。これが第1回全英オープンだ。日本では浦賀にペリーの黒船がやってきて坂本龍馬が活躍している頃の話だ。150年近い歴史には書ききれないほどの伝説が残っている。
この地に今年も石川遼が昨年(予選落ち)につづき参戦している。池田勇太もね。