好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

一つの生き方

昨日の「戦争」の続きではないが、戦争では、「生きろ!死ぬ必要はない」と言ってくれた上司に、命を救われた人たちもたくさんいた。漫画家・水木しげるさん(83才現役)題材のNHK朝ドラ〈ゲゲゲの女房〉をたまに観る。彼は戦争の生き残りだ。ただ、上司に救われたわけではない。<上官は言った。「なぜ、死なずに逃げたのか」。ラバウルでは大勢が死んだ。勇敢に戦って死ぬ人も多かったが、上官の無謀な命令や、死が美化されていたので、“卑怯”“生き恥”“面子”などの言葉のために死んだ人も多かった>と回想している。

世の中から正しいと教えられることは時代によって変わる。「私はあまり勉強しない子供だったから、よかったんです。普通の人は学校へ行くと一生懸命勉強する。そうして知らないうちに自分をなくすのかな。私は人の言うことは聞かず、自分を育てたり、活かしていくことが第一だと思って、今日まできました」

水木しげるさんのこんな生き方をくだらんという人も今の世の中には多い。彼は彼なりの修羅場をくぐり抜けての、生き方だ。とやかく言う必要はない。彼の「幸福の七カ条」というのがある。
第一条 成功や栄誉や勝ち負けを目的に、ことを行ってはいけない。
第二条 しないではいられないことをし続けなさい。
第三条 他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさを追及すべし。
第四条 好きの力を信じる。
第五条 才能と収入は別、努力は人を裏切ると心得よ。
第六条 怠け者になりなさい。
第七条 目に見えない世界を信じる。

ねっつ、少しおもしろいでしょ。