好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

むかしも今も

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きのうは朝早くから雨に煙る埠頭にQueen Elizabeth接岸。
あまり街中を流す気分じゃないなぁ、ちょうどいい、エリザベスを待機するか(たぶん乗船客は観光バス利用で、タクシーは用無し)。

あの3・11から6周年を迎えた日、地震津波からの災害復興や原発被害の将来や、6年経ってもいまだ先が見えないことも多い。
2500余名の不明者を今でも探し続ける遺族者、故郷に帰れない12万人余の避難者、今だ仮設住宅から出られないもの、今頃おおやけになって来た無邪気で陰惨な「いじめ」にあってた人たちの現実。時はとまったままだ。

イメージ 2たまたま昨日読み終わった小説「むかしも今も」、本の内容とは全然違うけど、6周年を迎えた3.11とだぶる。
作家山本周五郎はもう「むかし」の70年前の戦争・戦後を40歳代で生き抜いてきた素晴らしい作家。その弟子ともいえる「現代」の作家乙川優三郎ともども、いやぁ、この歳になってつくづくいい作家に巡り合ったと思う。

あ、次は周五郎の絶筆となった「おごそかな渇き」に移るが(Amazon.comで1円で買った中古本ー笑)、残念ながら結末が分からない。
そんなもんだろう、人生は。