自転車泥棒、第2(終章)

自然は凄いな。何事にも動じることなくいつもの季節を繰り返す。夜明けの三ヶ月と明けの明星(金星)。目視ではすぐ下に火星、木星も見えるけど(携帯ｶﾒﾗでは無理)。

そうか、しょうがないな。盗難自転車、動かしてる様子が見られないか。防犯登録番号は家に残ってないんで、購入した自転車屋に問い合わせて判明。「盗難届」提出はそれでOKだったが、警察はすでに一昨日からその自転車の動きに内偵を進めていてくれた。同行の上近所に聞き込みに入った。置かれていた建物(ﾗﾝﾄﾞﾘｰ店)のおばちゃん「ずっと置かれたままで、明日にでも警察に届けようかと思っていたのよ」、通りすがりの新聞配達人「ええ、ずっと置きっぱなしですよ」、向かいのｱﾊﾟｰﾄの住人も「動いていなんじゃないかなぁ」・・・。

これで、「放置されてる」のはほぼ確実だ。さすが犯人、これで手を出していたらﾔﾊﾞいことはすでにお見通しのようだ。

証拠品引き渡し書類にｻｲﾝして引き取ることにした。なんせ、店の前に置かれたおばあちゃんも迷惑している。

お巡りさん、「なにかあれば、またご連絡しますから」と残念な顔。

しょうがないな。なにか別件逮捕ででもその犯人が捕まらない限りは真相は無理だ。

難しいねぇ～、自転車泥棒逮捕。みなさん、防犯対策はしっかりと！