炎上
さて、次この本を読むか(やはり叔父与並岳生の著)。
これ以上の奇異な人生を生きた琉球王国の王女がいるだろうか。百十踏揚(ももとふみあがり)、名前を聞いただけでうなづくのは相当な琉球王国史通だ。第一尚王統(しょうおうとう)六代目王尚泰久(しょうたいきゅう)の娘で護佐丸(ごさまる)の姪(めい)っ子で阿麻和利(あまわり)の妻でのち鬼大城(おにうふぐすく)の妻(側室)・・・何言ってるかわからんだろう。
こういうことだ、祖父(護佐丸)を夫(阿麻和利)に殺され、その夫を父(尚泰久)に殺され、のちその父の軍の総大将だった鬼大城(おにうふぐすく)の妻になり、その夫をも父の側近の金丸(かなまるーのち巨大第二尚王統の初代王、尚円王(しょうえんおう)になる)に殺される。いずれも琉球王国史を語るに欠かせないそうそうたるメンバーの影に常にいたのが百十踏揚(ももとふみあがり)だ。 ふぅ~、ふりがなを付けるだけでも大変だから、ここらでやめとこう。