好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

白いワンピース

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海岸そばの埋め立て地に広がる商業団地の一角で二人のサラリーマンを降ろした。周りには人気(ひとけ)はない。お客を降ろし車を出そうとすると、おっと、いつの間に近づいてきたのか、高価そうなサングラスで真っ白なワンピースのお嬢さんが立ち止まってこっちを見ている。なぜかこれも高価そうな杖を持ってる。どこか、小説に出てくるようなお屋敷から病気がちで伏せっていたお嬢さんが久しぶりに外に出てきた、という雰囲気。あ、きっとこの先のホテルから歩いてきたんだろう。ためらいがちに、「すみません、よろしいですか?」と。「どうぞ」とドアを開けた。
あの・・・沖縄のお土産は、ここからだと空港がいいんでしょうか?えっ、・・・空港まで行かなくても、すぐ近くに1ヵ所ありますよ。あの、ホテルの人もそんなことを言ってたような気がするんですけど・・・行ってくれるかなとかおっしゃてたもんですから。なんだ、近すぎてタクシーは嫌がって来ないんじゃないかという心配か。「どうぞ、いいですよ」。
「あの~、沖縄の土産には何がよろしいでしょうか?」いろいろあるけど、すぐ思いつくのはなんですか?「・・・泡盛とか・・・。」 そうですか、泡盛も銘柄が多いですよ。「・・・あの、なにが・・・。」私の好みでよければ・・・それでいいですか?「ぜひお願いします。」これから宮古島へ行くのか・・・では、と、宮古酒造の古酒2種と別に宮古産ではないが特に美味しいと思ってる新酒1種をうんちくをつけて教えた。「はい、着きました。ワンコイン(500円)です、あ、それからあの2F には代表的な沖縄そば店が並んでますから、まだ沖縄そばを食べてなければどうぞ」 なにかゴソゴソと・・・すぐに降りない。「ありがとうございました。あの、なにか冷たい飲み物でも」と150円を手渡された。嬉しいね。金額じゃないんだな、その気遣いが。

イメージ 2沖縄そばと言ったら、なんかこっちまで食べたくなってきたな。そうか!つとむからお土産でもらった「博多ラーメン」があった。ありがとね。美味しかったです!(↑写真)