記憶

波の上自動車教習所。40年前ここを出発し一般道に出て泉崎ﾛｰﾀﾘｰを回って戻ってきたのは覚えている。路上試験だ。１0名くらい試験を受けただろうか。合格発表・・・いきなり自分の名が呼ばれた。たった一人の合格者だった。翌日東京に戻り、その翌日はﾛﾝﾄﾞﾝに出発。免許取得は一発勝負だった。免許証は当時すでに警察官になってた強おじちゃんにお願いして国際免許をﾛﾝﾄﾞﾝに送ってもらった。初めての免許で車を運転したのは国際免許でﾛﾝﾄﾞﾝのｵｯｸｽﾌｫｰﾄﾞ･ｽﾄﾘｰﾄだった。危うくﾛﾝﾄﾞﾝ･ﾀｸｼｰと衝突しそうになったが、相手のﾛﾝﾄﾞﾝ･ﾀｸｼｰが見事に避けてくれて、舗道にのりあげてそのまま走り去ってくれて助かった。あのﾛﾝﾄﾞﾝ･ﾀｸｼｰﾄﾞﾗｲﾊﾞｰのﾆﾔﾘと笑った顔を今でも鮮やかに覚えている。

しかし、思い出せないなぁ・・・どうやって自動車運転免許を取ったんだろう。この波の上自動車教習所に足げく通った記憶はない。それでも仮免許で路上を走ったのはかすかに記憶があるが、誰がとなりに同乗していたのか？

いや、こんな昔のことを思い出すことはもうそんな重要なことではない。ただ、不思議なんだなぁ、自分が今ここでﾀｸｼｰを乗り回していて、40年後、ここからその教習所をながめていることが。

・・・単に歳とったということか（笑）。

山ほども頂いたジャガイモ、5か所ほどにおすそ分けで配って、最後はジャガ・コロッケでやっとなくなった、が記憶は無くならないんだなぁ。