まさか

動きが悪いなぁ・・・今日の乗船客はほとんどが観光ﾊﾞｽかな。ﾀｸｼｰ待機ﾌﾟｰﾙの先頭に来た。さて船客ﾀｰﾐﾅﾙから客を乗せたﾀｸｼｰが出てくるのを確認したら次は自分がやっとﾀｰﾐﾅﾙ乗り場に進める。と、目の前を通り過ぎる外人さんが警備員に話しかけたあと自分の車の方に寄ってきた。「ｽﾀｰﾊﾞｯｸｽ、OK?」　へっ？ま、いいか、これ以上待つよりは。ｽﾀｰﾊﾞｯｸｽと言えば国際通りかﾒｲﾝﾌﾟﾚｽのどちらかだ。英語で、どっちかを確認してGo！船内でｸﾗｼｯｸ演奏の仕事をしているﾙｰﾏﾆｱのﾋﾟｱﾆｽﾄだ。ｽﾀｯﾌの彼は、ﾀｰﾐﾅﾙ乗り場は乗船客優先と知っていてわざわざここまで歩いてきたことが想像できる。彼を降ろしたあと、しかし、さすがに二回目戻るのはやめた。

 

帰社後、みなさんとﾜｲﾜｲ雑談。「おれは待ちきれず途中抜けたよ」と言う同僚。が、もう一人の同僚の話しにﾋﾞｯｸﾘ、「えっ、まさか、・・・南部観光のお客さんにあたったの？」　しかも、彼が抜けたその1時間もあとに。いやいや、ほんとにわからんもんだ。上り坂もあれば下り坂も、そして真坂(まさか！)もある。

 

２人の女が１人の子をめぐって、どちらも自分が母親だと主張して譲らない。「引き勝った方を実の親と認めよう」。江戸町奉行の大岡越前守（えちぜんのかみ）は２人に、子供の腕を両側から引かせた。痛がって泣く子供の姿を見て、１人の女が思わず手を離す。越前守は、「引き勝った女を実の母とする！」　・・・まさかね(笑)。もちろん、手を離した女の方を実の母と裁定を下した。 

待ちきれず途中抜け出した者、事情をしらずそのあとからﾉｺﾉｺ回ってきた者・・・神はどっちに裁定を下すかわからない。そんなもんだ。また、頑張るか。