秋雨前線

ﾋﾞｰﾁで休憩、手作りｻﾝﾄﾞｲｯﾁを、と野良猫が近寄ってきてじ～と目をそらさずこっちを見る。根負けして、ほれっとひと切れを投げる。別にありがたそうな様子もみせずに黙々と食べる。去ったあとには・・・なぜかﾄｳﾓﾛｺｼだけが残ってる？なぜ？猫好きな人、教えてくれ～。

 

朝焼けのﾋﾞｰﾁで乗せたお客さん、あっちへ、いや、やっぱりあっちへ、気がつけばはるか田舎まで。あ、ここUﾀｰﾝ、あ、ここちょっと止めて、待ってて・・・友人の家へ、ｺﾝﾋﾞﾆへ、薬屋へ・・・ﾊｲﾖ、了解、OK、なんでもご支持あれ、なんせ今どきの若いｶｯﾌﾟﾙの会話もあっけらかんと明るく、朝から田舎へﾄﾞﾗｲﾌﾞ気分だ。朝のﾋﾟｰｸ時を過ぎた頃にようやく那覇の都心へ戻った。

「いいですよぉ、ﾁｯﾌﾟです。あ、おじちゃん(もう、運転手さんじゃない-笑)、紅ｼｬｹのおにぎりもあげるね～」　3、380円の料金にﾎﾟﾝと5千円札。会社にあげたら絶対ﾀﾞﾒだよ、おじちゃんにあげるんだから、こんなにあるから、と財布を広げると折りたたまれた紙幣が(千円札だけど-笑)びっしり。なんとまぁ・・・若いｶｯﾌﾟﾙなのに。「おじちゃん、睡眠ちゃんと取ってる？」と聞いてた男の方は着く頃はｸﾞｯｽﾘ夢の中、彼女が写真をﾊﾟﾁﾘ。おじちゃん、電話番号教えて、「じゃ、おじちゃん、また、電話するね～」　はぁ？　あ、ｺﾞﾐ袋、としっかり後片付けも忘れず降りていった。

不思議とこんな日は終日お客さんがついてまわる。

 

一日の仕事を終えｶﾞｽ･ｽﾃｰｼｮﾝへ。洗車しながら居合わせた同僚たちといつもの雑談。どうだった～、いやぁ～同じだねぇ～、なんでかね～、最近は全然ダメだね～、いつもの会話、おかしな出来事などで雑談にも花が咲く。・・・大台で終えた自分が今日だけは主役か。

明日は急に冷え込み、時には大雨も・・・そうか、秋雨前線か。