今は昔

あぁ～近づいてくる、音もなく。早朝から街を流しているのに全然お客の姿らしきものが見えない。諦めて寄港1時間前から「Aquerius(ｱｸｴﾘｱｽ)」への待機を決めた。ある程度予想してたんで、待つあいだ車中でｺﾞｰﾔﾁｬﾝﾌﾟﾙｰの朝食を食いながら、ﾊｯﾊｯ。

すぐに順番が来た。さて、今朝のお客は・・・おっつ、ﾌｧﾐﾘｰ一家らしいな。ｴｽｺｰﾄ係員がﾄﾞｱを開け行き先を告げる。「沖縄ﾜｰﾙﾄﾞ・・・玉泉洞(ぎょくせんどう)まで」　・・・唖然。玉泉洞、だと。係員も知ってるのだろう、その告げ方が「１等賞ですよ、運転手さん」てな満面の笑顔だ。

20数年ぶりの玉泉洞。南へ、ひたすら南へ、やばい、途中一箇所曲がり道を間違えた、ちょっと遠回りになる・・・しかし英語も通じないし・・、こんなｼﾞｪｽﾁｬｰで通じただろうか、ｽﾝﾏｾﾝ、こんなこんなでなんとか到～着！

変わったなぁ～、玉泉洞、掘っ立て小屋だった記憶、ヤシを割ってｽﾄﾛｰで飲んだ生ｼﾞｭｰｽ、金網の中で繰り広げられたﾊﾌﾞとﾏﾝｸﾞｰｽの死闘・・・今は昔。台湾からのご家族のみなさん、どうぞ楽しい沖縄の思い出を！