「飛鳥」里帰り

土・日はﾀｸｼｰ乗務は休みにしてるが週末がどういうもんか今日土曜日も流してみた。さっぱりだ。これで4度目の試し土曜日流しだが、うち3日は流すだけ時間の無駄という結果だ。昨日が休む間もなく忙しかったせいかなおさらその反動できつい。

 

通りにやたら外人が多い。それも中国系ではなく白人だ。海岸に出てみた。おぉ～、初めて見る客船「AMADEA(ｱﾏﾃﾞｱ)」が停泊中。あとで調べたら、なんと日本の旧「飛鳥(あすか)」だ。7年前にドイツに売却されて今は欧州・中東などのｸﾙｰｼﾞﾝｸﾞが主とのことだ。現在は日本では「飛鳥Ⅱ」が活躍中だが、元日本の船で15年間も活躍していた船でそれが故郷に帰ってきたのかと思えば、急に親しみがわく。

 

あれっ、あのおばぁちゃんﾀｸｼｰ待ちだな。大手ｽｰﾊﾟｰ出入り口から２０m程も離れた窮屈な道路の角までｶｰﾄを押し出してきてﾀｸｼｰを探してる風だ。「おばぁちゃん、ﾀｸｼｰ？」　やっぱりそうだ。足が弱く、重い買い物袋がｶｰﾄに。車に荷物を詰め替えてｶｰﾄを小走りでｽｰﾊﾟｰ入口まで戻して「おばぁちゃん、どこまで？」　言われる通りに進めたら、途中「あれ、ここ何処？」と。教え方を間違えたようで困っている。ゆっくり聞き直してUﾀｰﾝして「あばぁちゃん、ﾒｰﾀｰはここで切っておくからね、そこだったら１ﾒｰﾀｰで行けた距離だからね」、「あれ～親切だねぇ、内地の方？」、「いえ、うちなんちゅですよ～」。

無事到着。前沖縄県知事稲嶺さんの自宅の隣りﾏﾝｼｮﾝだ。「ありがとう、でも料金はいいからね」と１ﾒｰﾀｰ分500円のそばに100円がひとつ置かれた。２階まで荷物を運んだ。暇な土曜日がひときわ身にしみる。