好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

忘れ去られた歌

沖縄の本土復帰40周年記念行事のニュースが頻繁に流れた一日。
「沖縄を返せ」という歌がある。アメリカ統治下から祖国復帰を願う歌だ。復帰から40年か。しばらくは「忘れ去られた歌」となっていたが、普天間基地県内移設反対の機運が高まってきた最近また歌われ始めた。なにしろ誰でも口ずさむように歌ってきた歌だ、忘れる訳がない。
 
<固き土を破りて 民族の怒りに燃える島 沖縄よ
 我等と我等の祖先が 血と汗をもて
 守り育てた 沖縄よ
 我等は叫ぶ沖縄よ 我等のものだ沖縄は
 沖縄を返せ 沖縄を返せ>
 
ところが、久しぶりに聞いた歌を、記憶違いかと思った。最後の<沖縄を返せ>のフレーズが、<沖縄に返せ>と、「を」が「に」に変わって歌われている。これは、復帰前はアメリカに対してだったのが、今は本土(日本政府と言ってもいいか)に対しての「怒り」になっている。昨今は本土の人たちの一部から「沖縄よ、本土に甘えるな」(沖縄県には他県を圧倒的に凌ぐ地方交付金が落ちていることを指して)。沖縄と本土の相互理解の認識の差が広がってきた証でもある。
 
イメージ 1こっちは夕方からの豪雨天気予報、明日も雨、に備えて、めいいっぱいの菊の刈り取り作業だ。疲れた~。自然には「叫ん」だからどうにかなるというもんでもない。復帰から40年に特に感慨もない。50年なら多少は「へぇ~、もう半世紀か」とも思うだろうが。