好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

辞任の前に

当時は東京に住んでいたので米兵少女暴行事件のことは沖縄にもどってから親戚などとの日常雑談のなかで聞いた。一川いちかわ)防衛大臣が「事件のことはよく知らない」と言ったんで、事件のあらましだけは教えましょう。
 
イメージ 1沖縄本島北部の金武(きん)町にキャンプ・ハンセンという米軍基地がある。1995年小学6年生の少女が夕刻買い物中に米兵に車で拉致され海岸に連れていかれ集団強姦された事件だ。「日米地位協定」というしばりで裁判が日本側にないため「協定見直し」に沖縄県内の市町村が結集して大規模な全県抗議運動に発展した。
基地内のレンタカーを借りて少女を拉致暴行したアフリカ系米兵は4名。うち一人は少女があまりに幼かったため暴行には加わっていない。県民の大規模な抗議で3名は日本の刑務所で6~7年の刑に服した。懲役出所後3名は不名誉除隊(懲戒免職)になり、米国に帰国。
余談だけど、
少女には米軍から示談金、政府から見舞金が出されているが、金額は不明。
当時の沖縄米軍最高司令官は、「レンタカーを借りる金で女が買えた」という主旨の発言でまたまた物議を醸し更迭(こうてつ)されている。その後予備役(非常勤軍人)に移され大将から少将に懲罰的降格になっている。
米国へ帰国した3名のうちの一人はその後、本国で女子大生を暴行殺害したあと自殺している。
 
少しは勉強になったでしょうか、一川防衛大臣。ま、もうそれを活かすことはない(大臣辞職)と思うけど。