言った、言わない

プロ野球放送を聞いてて「ワンアウト！(一死）」が「カンナオト！」と聞こえるくらい、菅首相の退陣論が内外から噴出してる。当人は、どこ吹く風だ。
「失敗から目を背け、隠そうとしたり、反省がないところには、同じ失敗が繰り返される。」は「失敗学の法則」だ。原子力が相手だから怖い。まさか〈失敗は成功の母〉なんて、思ってないだろうなぁ･･･。

<乗るのは他人だし、本命といっても自分の儘（まま）になるものか、もう競馬はやめたと予想表は尻に敷いて芝生にちょんぼりと坐（すわ）り……>(織田作之助、短編「競馬」)。この「競馬」を「この政権」に置き換えて読みたくなる。
先週なんと１００円馬券が１億４６８５万１１０円に化けた。新方式の馬券「ＷＩＮ（ウイン）５」で、約１２００万票の発売総数に対し、的中はわずか６票だった。メイン競争２時間前から競馬場に土砂降りの雨が降り始め本命馬がことごとく敗れる波乱の結果だったからだ。よくあることだ。それで馬を恨むことはない。が、他人様のように見え、自分の儘（まま）にならない本命（今の政権）には、ちょんぼりと坐って見てる･･･だけは笑えない。
（写真は、言った言わないの国会答弁)　久しぶり～、政治のこと書くの。