好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

たがが緩(ゆる)む

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受信箱履歴に9/22付日経速報メール「東京の真夏日71日!」と。ついこの間は「暑くて死にそう~」だった。113年来の暑さはどこに、だね。一転冷凍庫に入ったような冬。日本だけでなく世界のあちこちが。暑いと寒いの差が極端だ。
地球温暖化、異常気象・・・喉もと過ぎて熱さ忘るる、みんな目の前の事で必死で、地球規模の事件は対岸の火事のごときだ。また起きたね身近に、茨城取手の通り魔無差別バス乗客殺人未遂。桶(おけ)や樽(たる)をきつく締めるために裂いた竹などを輪にして縛る。その竹帯を「箍(たが)」という。たがが緩(ゆる)む・・・支えきれない、心の屈折、自己中に陥って「壊れる」異常ウイルスも増殖され続けている。雪深い東北地方ではお年寄り達は戸口を開けてそっと雪踏み跡を残す。生きてますよ、の証に。この生き方の違い、鮮やかで極端だ。

昔、東京の最も気心の知れた上司経理部長がやはり深夜残業で一人会社のデスクで倒れた。それから4年懸命のリハビリに努めたが記憶が戻る様子はなかった。たまたまその時期に名古屋単身赴任(2年)があって帰京するたびに部長の自宅(三鷹市)を訪ね、一緒に行った海外出張の写真をみせたり将棋の話しをしたり止めどもない話しで過ごした。単身赴任期間が終わり帰京のその日東京駅に着いたとき部長の奥さんから携帯に電話が「主人があなたの名前を呼んでる」と。まさか・・・自宅に帰らずそのまま三鷹に直行した。
4年ですよ・・・記憶がもどった!人間って不思議だ。こんなこともある。沖縄に帰ってからもミミズの這ったような部長手書きの暑中葉書などを頂くようになった。
脳溢血で倒れた同級生がいた。人目を避けリハビリに務めていたが、しばらく振りの初めての外出でお店に来たのがちょうど1年前。ちょうどお店のオープン時に来ていただいた。その時は流れ落ちるよだれも自分でふけなかったほどだ。あれから1年。その回復振りは目をみはる。ジョークに流し目笑顔で答える。