好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

懐かしい「沖縄差別」という言葉

県知事選が今度の日曜日にあるけど、で、このブログでも<内地でどれほど関心があるかどうかわからないけど>と書いた。
今朝の新聞コラムに、こんな記事をみた。
 <半年前にあれだけ報じられた普天間飛行場の移設問題は、潮が引くように紙面、画面から遠のい 
  た感がある。つまり本土のメディアは、鳩山さんが迷走し、ふらつき、グロッキーになるのを面白
  がっただけで、問題は基地でも何でもよかった・・・いま知事選挙の真っ最中のその模様が本土に
  届くことはあまりない・・・基地を押しつけているヤマトへの対立姿勢・・・前首相の背信に、地元で
  は「沖縄差別」という言葉も噴き出した。両知事候補とも口にする。
  戦時中の話し、沖縄からの移住が多かったサイパン島が陥落したとき、近所の奥さんが何げなく
  言ったそうだ。「玉砕したのはほとんど沖縄の人ですって。内地人の犠牲が少なかったのが救い
  だったんですって」。その人は中村さんが沖縄の人とは知らなかった。口をきけば涙がこぼれる
  から、黙っていたという。>
  (朝日新聞天声人語」)

沖縄差別か・・・。日本でもあるが東南アジアの一員でもある沖縄。諸外国を相手の貿易立国だった琉球王国。基地反対の声の先にはアメリカ政府だけでなく、夜郎自大(自分の力量を知らずに威張る人)「島日本政府」への怒りという潜在意識も働いている。遠い南の島の出来事を忘れずにコラムにしてくれた朝日新聞、メディアの意地か。