好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

悲しいね

覚えているだろうか「米百表」の話し。
幕末の頃、戦に敗れた長岡藩(新潟)の喰うものにも困る窮乏を見かねた別の藩が百表の米を贈った。時の藩の大番頭(「小林虎三郎」ーこの人の生き様は省略するけど)、贈られた米を分け与えず、売却の上で学校を設立することを決定した。みんなはこの通達に驚き猛反発抗議した。彼は毅然と答えた。
「百俵の米も、食えばたちまちなくなるが、教育にあてれば明日の一万、百万俵となる」と。

<東京都港区のハローワークでは、スーツ姿の多くの大学生でごった返し・・・>という記事。多くの学生が就職を決められずに年越しを迎える事態。なんという!将来を担う若者が働けない国に将来があるはずない。失業者支援のハローワークに「新卒学生」向け就職支援窓口?悲しくなるね。

子供手当て、授業料無料化、高速道路無料化、中小企業融資返済猶予支援・・・、すぐに枯渇する、目先の尻拭いばかりの後手後手政策。それ以前の将来の展望がまったくみえない。苦しくても、それがあれば、みんなだまって頑張る。