好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

RKK(琉球海運)

イメージ 1

「旅」を船でした記憶はない。ただ、大学受験のため初めて東京に渡ったのは「RKK(琉球海運)」だった。お金がなかったのが理由なのは明らかだ(ほんとにいつも貧しかった)。夕方那覇港で乗船して翌々日の早朝に晴海ふ頭に着いた。(年の近い)叔父が迎えてくれ、その叔父の社宅に同居させてもらった。溜まり水が凍っているのに驚き、ちょうど「赤軍浅間山荘事件」がTVで連日実況中継されてるのを見て、とんでもない別世界に来たような記憶がある。・・・あれから、東京での長い長い生活がはじまった。
凪(なぎ)の湾内を「RKK(琉球海運)」の貨物船(ローロー船)がゆっくり入港してきた。客船輸送からは撤退して久しい。もうひとつの「ARIKURA(有村汽船)」は空の移動が活発になる中、逆行するようにフェリー客船に力をいれたため、倒産してしまった。

東京へ向かう二泊三日、あの琉球海運の船底で船酔いに苦しめられたのが・・・今となっては苦い思い出だが、なんとなく「ありがとう」と言う気持ちが湧いてくる。