奥山の林道

そうそう、ついでに山原(やんばる)の山奥に「大国林道」なる道路があるはずなので、ついでに寄ってみた。私の知ってるご夫婦で、旦那がその林道の工事責任者で奥さんが自然破壊で意味のない工事だといって意見が真っ向からわかれ、で、離婚までしたのがいた。
さて、沖縄のみなさんで、この林道がどこにあってどこを走ってるのか知ってる人がどれほどいるだろうか？東村のあのゴルフ宮里三兄弟の実家のあるT字路から山の方へ向かってこれも新しく出来た「大保(たいほ)ダム」に向かいそのわき道を行ってようやく「大国林道」の入り口がある。なんと金網の扉が道路入り口に。看板に「開けて進入後は扉を閉めてください」と。反対からすれ違う車両もあるはずもなく、このうっそうとした山奥の林道が曲がりくねって延々と与那を通って沖縄最北端「奥(おく)」までつながるという。行けば２時間はかかるというので、途中から引き返した。
しかし、この林道、なんの目的で作られたのかほんとにわからない。工事のときに木々が切り倒され野鳥や小動物が逃げまどい赤土が露出された無残な光景だけが頭をよぎる。
「ほんとに、無意味な工事が多い･･･」とあちこちの公共事業に携わってきた連れの知人が言う。