好奇心okinawa’s blog

観光タクシーから見た沖縄

辛口評価

のんびり自転車で50分かけて(行きは上り坂が多い)「沖展」の見学に行った。絵画、写真、書芸、ガラス工芸、織物染物、木工芸、陶芸・・・ひと通りの作品が体育館を会場にしたてて開催される。「沖展」は芸術の発展というか、すそ野を広げる、いわゆる多くの人に門戸を広げる「登竜門」との意味合いだと思う。
・・・25分、ほとんど素通りで会場を出た。
6~7年前にも初めて「沖展」を訪問した。多少の期待がその時はあったと記憶している。2~3点ほどだが、立ち止まって見る作品があった。今回は・・・出展されてるみなさんには、失礼かもしれないが個人の趣味。それでもいいじゃないか、という人も多いだろうが。しかしいくら趣味だろうがなんだろうが、それなりに魅力や将来性を感じさせる作品は「感じる」ものがあるはずだ。これで入場料を1,000円(大人)も取るのかと失望した。逆に、沖縄の街角のあちこちの方が、人目にさらされずひっそり置かれている素人のすばらしい作品がたくさんあるのをよく見かける。だから、「沖展」という大舞台がなおさら枯れて廃(すた)れて見えた。うちなんちゅ~の芸術に対する潜在能力は大変深いものがあると思っているだけに、がっくり。
私の見方が浅いだけかもしれない。まっ、なんと思われようが・・・。
外のテント食堂で「沖縄そば」(500円)を頼んだ。食べているそばから「ハエ」が2~3匹飛びまつわり、・・・あっ・・・・という間に熱いお茶の中に飛び込んだ。も~うっ、がっかりして会場を出た。
辛口評価で、まことに失礼しました。

余談:
その後、友人との電話でその話をしたら・・・「海外の美術館と比べないで」と言われました。
誠に申し訳ない。そうですね。
把瑠都(バルト)の親方が、把瑠都(バルト)が入門(6年前の19歳時)のとき「彼は相撲を分かっていないことが、かえって想像を超えるような取り口につながっている」と。見よ、その後の把瑠都の強さを!だね。